芝川第一調節池をぐるり④芝川第一調節池付近

前回の続き。

: 芝川第一調節池をぐるり③川口自然公園

前回の続き。大崎公園と川口自然公園の距離は1.8kmほど。用水路沿いにぶらぶら歩いていくと着きます。目次1 発見した生き物たち1.1 昆虫類1.1.1 ルイスアカマルハバチ1.1.2 スズバチ1 ...

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実際に調節池にたどり着くまでに結構遠回りしたので川口公園から池周辺まで。

1 出入り口の罠
2 発見した生き物たち
3 今回のルート
4 関連

出入り口の罠

Google Mapを見ると池の出入り口は5ヶ所あるように見えますが、青い丸のところは門が閉まっていて通れませんでした。
一周3km程度あるので、出口を意識しないで歩いていると後で後悔します（しました）

発見した生き物たち

鳥類

ホオジロ

遠くのほうにホオジロが。
貴重な鳥成分ですｗ

今の時期はただでさえ緑が多くて鳥が探せないのに、調節池周辺は手つかずの藪という感じでなおさら見えない。
気配自体は結構するんですけどねぇ。

ホオジロ(Meadow Bunting)

昆虫類

キマワリ

木の上に何やら黒い虫が。
キマワリ…初めて聞いた…レアな虫？

というわけではなく、どこにでもいる普通種(ゴミムシダマシ科)らしい。

キマワリ(Darkling beetle)

お、2匹いる。
これは何か始まるのでは…!?

キマワリ(Darkling beetle)

と見守っていた結果がこれ。
これはどのパターンですかねぇ。

ナミテントウ

赤地に黒星系。
ナミテントウの200以上あるという模様パターンも結構偏りがある気がする？
模様コレクション作ってみようかな。

ナミテントウ(Asian ladybird beetle)

ナガメ

黄色と黒でしっかり目立つカメムシ。
他に赤やオレンジの個体もいるとか。

ナガメ(shield bug)

成虫ナガメの下に幼虫が。
近種のヒメナガメの幼虫と見分けが難しく、さらに発生時期が同じ、2種が混生していることもあるらしいので微妙だけども。。。

ナガメ(shield bug)

キタテハ

とくに珍しくもないキタテハ。

と思ってたけど、キタテハは荒地に多い傾向があって、空き地など放置された土地が減った現代では河川敷などでしか見られなくなりつつあるとか。
幼虫の食層であるカナムグラが荒地に生える性質があるからでしょうねぇ。

キタテハ(Asian comma)

セスジスズメ

の尻。
終齢に近づくと茶色くなってくるというのでまだ成長途中かな。
蛹になるわけでもないのにその体勢になる意味ある？

セスジスズメ(Impatiens hawkmoth)

オオフタオビドロバチ

体長20mmくらい、向かってこられるとちょっとビビるサイズ。
ドロバチは群れを作らないから基本単独だし、刺激しなければ刺すこともないし、大きくて観察しやすいしなかなかよい。

トックリバチのくびれ過ぎたウエストよりこっちのほうが好きだなぁ。

オオフタオビドロバチ(Potter wasp)

ナミルリイロハラナガハナアブ

どこら辺が瑠璃色なのかとググってみたら、複眼の間の部分を指しているっぽい？

ナミルリイロハラナガハナアブの旧称はニセルリイロハラナガナハアブ、近似種にルリイロハラナガハナアブというのもいて混乱します。

ナミルリイロハラナガハナアブ(hoverfly)

クモ類

コガネグモ

またまたコガネグモを発見。
なかなか立派な巣に細かい羽虫がくっついてますが、小さすぎて食べる気がしないとか…？

コガネグモ(Wasp spider)

このコガネグモを撮っているとき、近くにいたボーイスカウトの小学生が

虫撮る人いるんだー…

とドン引きしていたんですが。
動物に関して言えば、エモい写真の大半はレンズ交換式のそこそこ性能がいいカメラで撮られたものですからね。
そんで撮影者の多くはカメラを買うお金がある大人ですからね。
隣の「コガネグモ！」と即答していた少年なんかそういう大人になりそうだと思うんですけどね。

今回のルート

そんなこんなでウロウロして5時間半。
基本日陰がないので真夏はしんどそうです。。。

⑧、⑨あたりが出口が見つからなくてさまよった跡。
最終的に大崎公園に戻りたかったので、戻らなければあと数km歩くところでした。

芝川第一調節池は冬になれば見晴らしもよくなるし渡り鳥も多そうなのでまた行きたいですね。