最近、若者の○○離れという言い回しを頻繁に見かけます。
こんなことを言っているのはもちろん若者ではないわけで、その対策も明後日の方向を向いていたりするんですが、今回の宝くじもそんな感じだなぁと思ったので書いてみます。
目次
宝くじとは何か?
宝くじは、地方自治体の財政資金の調達を目的とした当選金品付抽選券です。
一定割合が当選金として還元され、残りは経費や自治体の収入となります。
年末ジャンボなどだけではなく、ロト6やスクラッチも含まれます。
下がり続ける売り上げ
宝くじの売り上げのピークは2005年の1兆1047億円。
そこから右肩下がりで下がり続け、2017年は7866億円と大きく減少しています。
地方自治体の収入を考えると、
1兆1047億円の39.6%=4374.6億円
7866億円の39.6%=3114.9億円
=1259.7億円の減収
下がり続けた12年間の減収を考えると、1兆円に近いんじゃないでしょうか。
ネット販売の強化
政府は宝くじの売り上げ減少が「若者の宝くじ離れ」が原因だと考えました。
そこで、従来「ナンバーズ」「ロト」など限定されていた宝くじの販売を拡充し、「年末ジャンボ」も対象にすることにしました。
スクラッチ以外はすべてネットで買えることになります。
ネットで買え…なかった宝くじ
宝くじなんて買っても当たらないし、税金と同じだろ。。。
と思ってたんですが、せっかくネット購入が解禁になったことですし、記念に買ってみることにしました。
サイトはスマホ対応
若者を対象にするなら、スマホ対応は必須。
少なくともAndroidで見た限りは問題なさそうです。
利用には会員登録が必要なので、先に済ませます。
クレジットカードが登録できない
会員登録後、クレジットカードの登録を行います。
若者向けだったらコンビニ払いとかApple Payなんかがあるといいと思いますが、まぁ置いといて。
利用可能なクレジットカードを見ると…。
えっ少な…。
特定ブランド(例えばVISAマークがついてるカード)が使えないというのは時々ありますが、発行会社で縛るとはこれ如何に。
リストにJCBが入ってますが、JCBブランドの楽天カードは使えませんでした。
他に持っているカードも全滅です。
ただでさえ電子マネーやおサイフケータイなどで若者のクレジットカード保有率が下がっているのに、対象カードがこれだけでは大して購入者は増えないんじゃないでしょうか。
それとも、若者じゃなく店舗へ買いに行くのを面倒に思っている中年がターゲット?
よくわかりません。
買ってもどうせ当たらないけどね
政府は若者=ネット購入と考えたみたいですが、個人的にはネット上で宝くじの当たらなさ具合が拡散されてしまったのも原因の1つじゃないかと考えてます。
宝くじの当選金は46.8%、これは法律で決まっているのでこれ以上上がりません。
競馬の払い戻し率が74.1%、パチンコで85%ですから、宝くじが当たらないのも納得です。
実際買っても当たらなかったし。
もちろん、金を積めば当たらないこともないんですけど。
買わなきゃ当たらないのは当たり前ですが、買っても当たらないのが宝くじ。
とはいえ、一般人が数億円を手に入れるチャンスはそうそうないので、参加権として数枚買うのがいいかもしれません。
この寒い中行列するのが嫌でなければね!!